阿部酒店コラム

2016/01/19 20:10

村田の大沼酒造　乾坤一さんへ

今日はこちらの蔵へ・・・村田の大沼酒造　乾坤一さんへ
そろそろ大吟醸の仕込も始まる忙しい時期だし　久我君も安産祈願で忙しくなる・・・その前に　
今期の入荷した新酒を飲んで　心に響いた乾坤一・・・
特に久我君が手がけた　あの純米うすにごり生は心に響いた俺でした
この頃は久我君と菅野杜氏さんから見放された？大沼社長さん　お久しぶりです・・・逆か？　やっと見放してもいいお酒が出来てきますね
まずは　今年のお米の傾向を・・・
原料米にササニシキやササシグレ　愛国といった飯米が約７０％以上を占める乾坤一の酒造り・・・・ハンマイ？　ハンマイってなんですか？
と、一緒にお邪魔したＳ親方・・・ご飯の飯
山田錦や美山錦　雄町といった酒を造るために生まれた米が酒米で　通常自分ちで食べてる　お米屋さんで売ってるササニシキやひとめぼれと言った品種が　この業界では飯米と呼びます・・・
そう言えば前に聞きました・・・と、親方
ありがとうございます


その主原料米のササニシキ　昨年の高温障害で心白のないササニシキもいつもに増して割れるそうで・・・心拍？　と、Ｓ親方
その心拍でなくて　心白・・・・米の中心部の「白く不透明な部分」
酒米はその心白が大きいの　そのお米を精米して心白を使って日本酒を作ると、すっきりとした雑味の少ない味わいになると言われてます
お酒のお味には厳しい親方も　造りに関する言葉が出ると分からなくなるもんね　　自由に聞いて下さいませ・・・
後できき酒　　６０％・５５％・５０％の同じササニシキで同じ酵母で仕込んで　今期はこうなった・・・なるほどね
ありがとうございます
今期は特に新しいことは考えてません・・・あの米は来期に持ち越しね
それと、同じササニシキでもこういったササニシキで・・・
と、夢の膨らむ話の久我君です
今期は定番酒の品質アップをもっともっとと　新しく昨年出した季節酒の
テコ入れもしていかないと・・・そうですね　　ありがとうございます


新しいことは考えてません・・・
と、言いつつも　蔵への酒への設備は新しく始めてた
搾り場・酒母室へのプラズママイスター導入もその一つ・・・
目にお見えない微生物相手だ　使わなくても今までと同じかもしれないが
　良いと思う事をやってみてた・・・
麹室の中も・・・・手造りの簡易製麹装置が二台
昨年までうちは人がいるし　自分で確かめる今までのスタイルは変えません・・・・と、言ってたのは誰だっけ？
ここ数年の宮城の各蔵の皆さん動向・酒質調査？も済　麹分析して頂いても　ほとんど変わりがなかったそうで・・・
もう一台くらい増やしたいそうで　　　　どこに置く？
大沼社長さんの車の車庫として使われてた場所も　今期は蔵の為の場所となり　あのレガシーは蔵の敷地の奥で雪に埋もれてた・・・
今年も良い酒造りの為に　蔵は動いておりました
あとやることは　今度言う・・・・ありがとうございます



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